JB Diary

 

このページでは、UK Classic Factory運営の傍ら、15年前からキャリアコンサルタントとして活動する勝見祐幸が、レンジローバーに関連する情報含め、日々心に浮かんだことなどを綴っていきます。

お気に入りを大事に使うこと。

January 9, 2016

昨年から小田原で準備を始めた新規事業では、1970年に発売されて1995年まで25年間に亘って基本的に同じカタチで製造されたイギリスの初代レンジローバーを扱っています。日本に入ってきているのはモデル末期の1990~95年に製造されたものが中心で、クーラーやパワーウィンドウ、オートロックなど一連の快適装備は備わっているものの、ボディのチリなどは現代の車と比べる微笑ましくなってしまうレベルです。とは言え、ポルシェ同様、世界的にも製造された個体数に比して現役で使用されている割合が非常に高い理由は、頑丈なエンジンと電子制御に頼る前のシンプルな構造で、定期的にメンテナンスを行えば10万キロでも20万キロでも問題なく日常使用できるという構造的な理由や、発表後程なくして工業製品として初めてルーブル美術館に展示されたという今見ても全く色褪せないシンプルで洗練されたデザインだけでなく、英国王室はじめ世界のセレブリティに愛されたというヒストリーの上に、オーナーが自分自身のヒストリーを重ねつつ愛着を深めていることにあるのかも知れません。

僕自身も、本当は新車で購入したかったものの予算的に全く手が届かずに、不本意ながら初めて中古で購入したアストンマーチンDB9ヴォランテで、最初は高速で走ると幌と窓の隙間からピューピュー音がしたり、ステアリングを切った時に異音がしたり、という症状を、新東洋企業の片山勇志社長とのご縁でアストンマーチン赤坂サービス工場の若松さんを紹介してもらって徐々に車の状態が良くなっていくプロセスを経験、手を入れるたびに車への愛着が深まり、これがきっかけで古い車を自分好みに仕上げていくことの楽しみを知って現在に至ります。

 

ふと気が付いてみると、最近は車に限らず、身の回りには昔から使っているお気に入りで、手を入れながらもずっと使っていきたい、と言うか、むしろお金をかけて手を入れるたびに愛着が増していくものが少しずつ増えてきています。仕事柄スーツを着る機会が少ないことも理由ですが、普段使いのオールデンのバーガンディのUチップは、石油会社に勤務していた1999年にサンフランシスコに出張した際に購入したもので、既にソールや内貼りを何度も交換しながらずっと愛用しています。ほぼ毎日座っているハーマンミラー製のイームズ・ラウンジチェアは、2001年に独立した記念にアメリカからネットで購入したもので、年末からクッション部分の修復作業に出しているところですが、今後もずっと使っていこうと思っています。この椅子も、イームズ夫妻が、友人であったハリウッドの映画監督ビリー・ ワイルダーから自宅のリビング用の椅子を依頼されてデザインしたというヒストリーが有名ですね。

 亡くなった父が海外出張中に勢いで買ってしまい、帰国後に母に怒られて母方の祖父が買取ったというロレックスのデイトジャストも、ステンレススチールの最もシンプルなモデルですが、やはり一生使っていきたい大事な時計です。モノはモノに過ぎませんが、こうして振り返ってみると、我々はモノの裏側に常にヒトの物語を見ながら愛着を感じたり、感じなかったりしているようです。

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