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Defender

ランドローバー・ディフェンダーは、1948年から始まるランドローバーのシリーズⅠ、シリーズⅡ、シリーズⅢの系譜にあるランドローバー社の原点で、1990年に正式にディフェンダーのネーミングが与えられました。半世紀以上にわたって生産され、世界各国で車好きを魅了してきたシリーズⅠ~ディフェンダーの魅力は、実用性重視の不変のデザインと、類稀なる悪路走破性にあり、軍用車/実用車として地球上のあらゆる過酷な環境でのハードな使用に耐える一方で、英国王室を筆頭に世界中のセレブレリティからも愛されてきた稀有な存在です。ランドローバー社は、この車によって世界随一の四輪駆動車専門ブランドになったと言えます。

日本での正規輸入販売は、1997年の4月にディフェンダー90のAT/ガソリン車が500台限定で販売、1998年には50周年記念モデルのディフェンダー90(AT/ガソリン車)が450台販売されました。その後、2002~2005年には、ディフェンダー110のMT/ディーゼル車の正規輸入も行われていますが、ディーゼル車に対する排ガス規制の強化の影響により、それ以降は正規輸入が途絶え、並行輸入車として限られた台数が細々と輸入されてきました。

 

2013年10月には、最新の衝突安全基準や排ガス規制への対応が難しくなったという理由により、2015年12月をもってディフェンダー全シリーズの生産を終了することがランドローバー社によりアナウンスされ、2016年1月29日には最後の1台が生産ラインを離れて、67年間に亘る製造期間に終止符を打っています。

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